
「このまま誰とも結婚できないのではないか」
と不安になることはありませんか?
INFPは、恋愛や人間関係に慎重で、傷つくことを避けたいと考える傾向があります。
理想を大切にする気持ちが強く、誰かと付き合うにも「心から信頼できる人でなければ意味がない」と感じやすいのです。
その一方で、「信頼できる人と、安心できる結婚をしたい」という気持ちも、心の奥に抱えている人が多いのではないでしょうか。
この記事では、INFPが「結婚できない」と感じやすい理由と、INFPである筆者が結婚に至った体験談もご紹介しています。
INFPにとって無理のない形で、結婚に一歩近づくヒントをお伝えいたします。
INFPが「結婚できない」と感じやすい理由

INFPは、理想や信念を大切にし、自分の気持ちに嘘をつきたくないと感じやすい性格です。
結婚に対しても慎重になりやすく、「自分は結婚できないのではないか」と不安を抱くことがあります。
INFPが「結婚できない」と感じやすくなる背景について、3つの観点からご紹介いたします。
- 理想が高く「妥協=不幸」と感じてしまう
- 「好きになれない自分」に悩みやすい
- 恋愛そのものに疲れやすい
» INFPの恋愛事情とは?相性の良い人や結婚観について解説
理想が高く「妥協=不幸」と感じてしまう
INFPは、恋愛や結婚において「心から納得できる相手」との出会いを大切にしています。
表面的な条件よりも、人柄や価値観の一致を強く求める傾向があります。
周囲からは「相性が良い相手」と言われる人に対しても、内心では少しの違和感を見逃さず、結婚相手として選べないと感じることがあります。
理想から少しでも外れていると、「このまま結婚したら後悔しそう」と不安になり、関係を深めることができません。
以下は、INFPが無意識に求めやすい結婚相手の特徴です。
- 自分のペースや考え方を尊重してくれる人
- 落ち着いた空間を心地よく共有できる人
- 静かな時間を大切にできる人
- 本音で話し合いながら関係を深められる人
このように、理想が明確で強いほど、「少しでも妥協すると自分らしい人生を歩めなくなる」と感じてしまいます。
その結果として、「誰とも結婚できないのではないか」と思い込んでしまう場合があります。
「好きになれない自分」に悩みやすい

INFPは、自分の感情が自然に動くことを大切にしています。
そのため、好意を持たれても恋愛感情が湧かなかったり、「いい人だけれど恋愛対象には感じない」と思うことがよくあります。
このような場面で、「どうして自分は人を好きになれないのだろう」と落ち込むことが増えていきます。
恋愛感情が生まれないことに罪悪感を抱いたり、自分に欠けている部分があるのではないかと不安になることもあります。
状況 | 心の中で抱える思い |
---|---|
相手は好意的だが、気持ちが動かない | 「恋愛感情がないまま付き合うのは誠実じゃない」 |
相手の気持ちはありがたいが、違和感がある | 「断ると相手を傷つけてしまいそうでつらい」 |
一人の時間に安心感を持っている | 「このまま一人でもいいのかもしれない」 |
このような悩みを重ねるうちに、「恋愛も結婚も自分には無理なのかもしれない」と考えるようになります。
恋愛そのものに疲れやすい
INFPは、感情の動きに敏感で、相手の気持ちを細かく察知しようとする傾向があります。
共感力が強みである一方で、恋愛関係において大きなエネルギーを消耗してしまう原因にもなります。
たとえば、相手の言葉のニュアンスに反応して不安になったり、自分の気持ちを抑えて相手に合わせ続けたりする場面が増えると、心の疲労がたまりやすくなります。
INFPが恋愛関係で疲れやすい理由は、以下のとおりです。
- 相手の期待に応えようとしすぎてしまう
- ささいな違和感を無視できず、考え込みやすい
- 本音を言い出す前に距離を取ってしまう
- ひとりにならないと自分を保てなくなる
恋愛を重ねるほどに、「恋愛はつらいもの」「結婚は大変なだけ」といったイメージが強まり、恋愛や結婚から自然と距離を取ろうとするようになります。
INFPが「結婚できないのでは」と感じやすくなる背景には、理想の高さや繊細さ、そして感情に正直でありたいという強い願いが関係しています。
しかし、こうした特徴は裏を返せば、深い信頼関係を築ける力を持っていることの証でもあります。
INFP(仲介者)が恋愛できない理由とは?成功させるポイントを解説
本当に結婚できないの?INFPの恋愛傾向を解説

INFPは、恋愛においても自分の気持ちに正直でありたいと考えます。
心から信頼できる相手と出会いたいという想いは強いものの、性格タイプの傾向から関係が始まりにくかったり、長続きしづらいと感じることもあります。
この章では、INFPの恋愛傾向を「内向型・感情型・知覚型」の視点から整理し、なぜ恋愛から結婚に進みにくいのかを解説いたします。
内向型ゆえの“始まりにくさ”
INFPは「I=内向型」の気質を持ち、人と関わるよりも自分の内面と向き合う時間に安心感を覚える傾向があります。
恋愛においても以下のような特徴が現れやすくなります。
- 初対面の人と打ち解けるまでに時間がかかる
- 好意を伝えることに勇気が必要になる
- 話しかけるタイミングがつかめず、チャンスを逃しやすい
- 受け身になりやすく、相手からのアプローチを待ってしまう
こうした特徴により、恋愛関係のスタートラインに立つこと自体が難しく、「自分には恋愛が向いていない」と感じてしまうことがあります。
感情型ゆえの“傷つきやすさ”

INFPは「F=感情型」として、人の気持ちや場の空気に敏感に反応する傾向があります。
恋愛においても、相手の表情や言葉に過敏に反応し、感情が大きく揺れ動きます。
状況 | 感じやすい不安 |
---|---|
相手の反応が冷たいと感じたとき | 「嫌われてしまったかもしれない」 |
価値観がすれ違ったとき | 「この関係はもう無理なのかもしれない」 |
自分の気持ちを伝えた後 | 「重く受け取られたのではないか」 |
感情の波が大きいINFPは、恋愛における小さな不安や違和感を引きずりやすく、関係を長く続けることに不安を感じることがあります。
知覚型ゆえの“タイミングを逃しがち”
INFPは「P=知覚型」の傾向があり、状況に柔軟に対応しながらも、明確な行動や決断を後回しにすることがあります。
恋愛では、関係を深めるきっかけや告白のタイミングを逃しやすい傾向があります。
知覚型のINFPが恋愛で起こしやすい行動は、以下のとおりです。
- 「まだ早い」と感じて告白を先延ばしにする
- 決断する前に相手の気持ちが離れてしまう
- ステップを踏むより「自然な流れ」を重視する
- 曖昧な関係が続き、気づいたら終わっていたと感じる
このように、タイミングの難しさが「うまくいかない理由」となり、「やはり自分は恋愛にも結婚にも向いていないのではないか」と感じてしまうケースがあります。
INFPと相性のいいパートナータイプ

INFPは、自分の気持ちに正直でありながら、相手の気持ちにも深く共感できるタイプです。
そのため、感情を尊重し合える関係性を築ける相手とは、自然と深い絆が生まれます。
この章では、INFPと相性が良いとされる性格傾向を2つの観点から紹介し、恋愛や結婚における関係性の築きやすさについて解説いたします。
- 共感を大切にするタイプ
- 感情の波を受け止めてくれる人
共感を大切にするタイプ(INFJ・ENFJ)
INFPは、自分の考えや感情を言葉にするまでに時間がかかる傾向があります。
そのため、自分の気持ちを無理に説明しなくても理解しようと努めてくれる相手との関係では、安心感を得やすくなります。
特にINFJやENFJのように、「F(感情型)」を持ちつつ人との調和を重んじるタイプとは、お互いを大切にしようとする気持ちが自然にかみ合います。
性格タイプ | 特徴 | INFPとの相性ポイント |
---|---|---|
INFJ(提唱者) | 内向的で深く思慮深い | 静かな関係性を好み、精神的な絆を重視する |
ENFJ(主人公) | 外向的で思いやりがある | 積極的に関係をリードし、INFPを理解しようとする |
相手が感情に敏感であり、かつ「共感」や「思いやり」を大切にしている場合、INFPは安心して関係を築きやすくなります。
感情の波を受け止めてくれる人
INFPは感情の起伏が激しいわけではありませんが、自分の気持ちに敏感で、考え込むことが多くなりがちです。
そのため、自分のペースに無理に合わせさせるのではなく、気持ちを見守ってくれる人と一緒にいると、精神的な安定感を得やすくなります。
INFPが結婚相手に求めやすい感情面での特性は、以下のとおりです。
- 感情の変化に動じず、穏やかに接してくれる
- 話を否定せず、最後まで受け止めてくれる
- 答えを急がず、気持ちがまとまるのを待ってくれる
- 「どうしたの?」と、そっと寄り添ってくれる
このような対応をしてくれる相手に対して、INFPは安心感と信頼感を抱きやすくなります。
関係性が安定してくると、自分の気持ちを少しずつ素直に伝えられるようになり、恋愛が結婚へとつながる可能性が高くなります。
INFPが結婚に近づくためにできること

INFPは恋愛や結婚に対して慎重に向き合う傾向があります。
無理をせず、自分らしさを大切にしていくことが、結果として「結婚につながる出会い」につながりやすくなります。
この章では、INFPが結婚に近づくために、今日から実践できる具体的なアプローチを3つ紹介いたします。
- 理想を“言語化”して現実とすり合わせる
- 恋愛を通じてではなく「人間性」を見る
- 安心できる関係を築ける環境を選ぶ
理想を“言語化”して現実とすり合わせる
INFPは理想や価値観を強く持っている一方で、言葉にすることが苦手な傾向があります。
頭の中にあるイメージだけで相手を判断してしまうと、「合わない」と感じる機会が多くなり、ご縁を逃してしまう可能性があります。
まずは、自分が結婚に何を求めているのかを紙やノートに書き出すことをおすすめします。
- どんな時間を一緒に過ごせると幸せだと感じるか?
- 相手に絶対に譲れない価値観は何か?
- 見た目や年収よりも優先したいことは何か?
- 結婚に対して不安に思っていることは何か?
理想を言葉にすることで、現実の出会いに対して柔軟に向き合えるようになり、「この人なら」と思える相手に気づきやすくなります。
» 初心者向けにジャーナリングのやり方を解説!
恋愛を通じてではなく「人間性」を見る

INFPは、恋愛感情が自然に湧くことを大切にしますが、結婚においては「一緒に生きていけるかどうか」という観点も必要になります。
初対面でときめきを感じなくても、「この人といると安心できる」と思える関係は、結婚後も長く続きやすいといえます。
恋愛感情以外に注目すべきポイントは、以下のとおりです。
- 話を遮らず、最後まで聞いてくれる姿勢
- 緊張せずに自然体でいられる感覚
- 自分の弱さを見せても受け止めてくれる安心感
- 合わない部分があっても一方的に否定しない
「恋に落ちる」ことよりも、「心を許せる人かどうか」を基準にしてみると、INFPにとって心地よい関係が見つかりやすくなります。
安心できる関係を築ける環境を選ぶ
INFPは環境から受ける影響が大きいため、「どこで」「どのように」出会うかも重要です。
自分にとってプレッシャーの少ない方法や、最初から真剣な出会いを前提とした環境を選ぶことで、無理なく関係を深めることができます。
環境 | 感じやすい不安 |
---|---|
結婚相談所 | 事前に価値観を確認できるため安心感がある |
友人からの紹介 | 信頼できる人を介して出会えるため警戒心が下がる |
小規模な婚活イベント | 少人数で深く話せる |
表面的なマッチングだけではなく、「人柄を見て判断できる仕組み」がある出会い方を選ぶと、INFPはより自分らしく関係を築くことができます。
【実体験】私自身も「結婚なんて無理」と思っていた

ここでは、「結婚はできない」と思っていたINFPの私が、どのよう心から信頼できるパートナーと出会えたのか、体験を振り返ります。
「私は結婚できないタイプだ」と思い込んでいた
私自身、INFPとして人との関わりに慎重なところがあり、恋愛にも自信がありませんでした。
「自分からアプローチなんて無理」「どうせうまくいかない」と思い込んで、恋愛に前向きになれずにいたんです
そのうちに、「私はきっと、結婚なんてできないんだろうな」と考えるようになっていました。
「この人かもしれない」と思える出会いがあった
そんな私が思い切って結婚相談所に登録したのは、「本気で結婚したい」と思ったからでした。
マッチングアプリには不安があったため、お見合いという仕組みがある結婚相談所を選びました。
最初こそ不安でしたが、お見合いを通して人柄を冷静に見られる仕組みが、私には合っていました。
INFPは惚れっぽい性格だと言われます。
最初は警戒心が強くても、「この人は信頼できる」と感じると、気持ちが一気に動くんです。
私もまさにそうで、パートナーと出会ってからはとんとん拍子に話が進みました。
今では、心から信頼できるパートナーと結婚し、安心できる毎日を送っています。
「案外、結婚相談所ってINFPに向いているのかも」と感じています。
» 結婚相談所をおすすめする理由やと早期成婚のポイントを解説!
まとめ

INFPは、理想が高く感受性が豊かであるため、「自分には結婚が難しいのではないか」と悩みやすい性格です。
しかし、慎重さや共感力は、信頼関係をじっくりと育てられる強みでもあります。
結婚に向けて無理に自分を変える必要はありません。
自分の価値観を言語化し、人柄を見て関係を深められる環境を選ぶことで、信頼できる相手と出会うことができます。
私自身も、恋愛に不安を感じていた時期がありましたが、自分に合った方法を選んだことで、心から信頼できるパートナーと出会い、結婚することができました。
「結婚できない」と感じる理由をひとつずつ見つめ直し、出会いを重ねていけば、INFPにとって居心地の良い結婚もきっと実現できます。